どんなセラピーロボットがいるの?

 前回は、ロボット・セラピーの成り立ちを通して、ロボット・セラピーとは何かを解説しました。途中、AIBOの話しも出ましたが、皆さんはどのようなセラピーロボットをご存知ですか?
『動物の代わりって言う位だから、動物型ロボットのことでしょう?』
 いえいえ、動物型だけではありません。ユニークな形をしたセラピーロボットがたくさん登場しているんですよ。

 ロボット・セラピーコラム第2回は、どんなセラピーロボットがいるの?をテーマに、現在販売(もしくは予約販売)されているセラピーロボットを解説していきます。

 セラピーロボットは、ロボット・セラピーを提唱したのが日本人の横山先生ということもあり、その多くが日本で開発されています。しかしながら、セラピーロボットと明言されているものは少ないので、どのロボットを購入すればセラピー効果が得られるのか、分かり辛いのではないかと思います。
 ここでは、ちょぼたん研究所が注目しているものを中心に、セラピーロボットを紹介します。各セラピーロボットの詳しい解説は、次回以降に。

癒しを目的として開発された初めてのセラピーロボット。
産業技術総合研究所の柴田先生が中心となり開発され、数多くの実証実験が実施されています。特に、認知症の症状予防・改善が科学的に実証されており、セラピー医療機器として世界各国で導入が進んでいます。
赤ちゃん位の大きさ・重さで、撫でると「キュ~」と鳴いたり、顔をキョロキョロさせたりします。

玩具から進化したペットロボット。
タカラトミー出身の社長さんが立ち上げたトレンドマスターが開発したロングセラー玩具が、川崎市の福祉製品認定を受けるまでに進化しました。帝京科学大学の小川先生との共同研究を通して、セラピー効果が実証されています。
大きさは猫や犬と同程度で、撫でると実際の猫や犬の声で鳴きます。

セラピー効果もあるコミュニケーションロボット。
ピップがご高齢の方のコミュニケーション目的として開発したロボットですが、大阪市立大学の渡辺先生との共同研究を通して、セラピー効果が実証されています。また、岡山大学の谷垣先生と岸田先生との共同研究を通して、介護者側の負担軽減についても実証されています。
うなずきながらお話しを聞いてくれる、おしゃべり相手です。

セラピー効果もあるコミュニケーションロボット。
ドコモがご高齢の方とそのご家族をつなぐことを目的として開発したコミュニケ―ションロボットですが、関西福祉科学大学の福田先生がセラピー効果を実証しています。
メッセンジャーとしての働きが大きいため、家族を身近に感じさせることによる癒しという、他のロボットとは少し違った側面を持っています。

玩具から進化したペットロボット。
タカラトミーアーツがヒーリングパートナーシリーズとして展開しているロングセラー玩具です。まだ実証実験は実施されていなさそうですが、これまでのユーザさんの声や、ロボット・セラピー研究の権威でもある筑波学院大学の浜田先生が推薦コメントを寄せていらっしゃることから、セラピー効果が期待できるのではないかと思います。

セラピー効果が期待できるペットロボット。
ソニーが開発した初めてのペットロボットAIBOの思想を引き継いで開発した二代目です。AIBOは多くの研究者がセラピー効果を実証していましたし、成育医療研究センターの田中先生との共同研究が発表されたので、その結果の報告が待たれるところです。
犬らしさを徹底的に追求されたふれあいができます。

クッション型のセラピーロボット。
ユカイ工学が心を癒すしっぽクッションというコンセプトで開発したセラピーロボットです。まだ実証実験は実施されていなさそうですが、獨協医科大学の坂田先生が推薦コメントを寄せていらっしゃるので、今後、実証実験がなされるのではないかと思います。
抱き心地もさることながら、撫でると尻尾をフリフリします。

睡眠改善特化型のセラピーロボット。
パルスボッツがねむりのおともというコンセプトで開発したセラピーロボットです。睡眠改善特化型ということもあり、睡眠文化研究会の鍛治さんが推薦コメントを寄せていらっしゃいます。
頭をポンポンすると眠りに誘うお話しをしてくれたりオルゴールを流してくれます。

新しいロボットの在り方を提案しているロボット。
GROOVEXがLOVEをはぐくむ家族型ロボットというコンセプトで開発したロボットです。発表されたばかりでまだ情報が少ないですが、基本的には2台セットという販売形式をとっていることから、ロボットが織りなす社会性を活かした癒しが提供されるのかなと予想しています。今後の情報に期待です。

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