セラピー効果(ストレス緩和効果)を確認する方法は多数提案されています。例えば、セラピーロボット「パロ」は、3種類の気分状態を評価するアンケートと尿検査によりセラピー効果を実証しています。ちょぼたん研究所でも、6つの気分状態(緊張、抑鬱、怒り、混乱、疲労、活気)を評価する一時的気分尺度と脳波測定によりストレス緩和効果を確認し、それをセラピー効果として報告しています。しかしながら、アンケートも脳波測定も、実験参加者の方の負担が大きいという課題があります。
 こうした現状を踏まえ、ちょぼたん研究所では、実験参加者の方の負担が小さい、ストレス状態の評価技術の開発を進めています。

 以下、ちょぼたん研究所が有するストレス状態の評価技術をご紹介します。

Stress State Estimation based on the Pulse Wave Signal

 ストレス状態を示す生体指標として、現在、脈拍間隔を周波数解析して得られる低周波成分や高周波成分とその比が広く利用されています。しかしながら、周波数解析は高い計算能力を必要とするという課題があります。それに対して交感神経活動指標と副交感神経活動指標は、一定時間中の脈拍間隔の散布図から算出できるため、高い計算処理能力を必要としません。
 ちょぼたん研究所では、交感神経活動指標と副交感神経活動指標を利用したストレス状態の評価技術の開発を進めています。詳細は論文掲載後、追記していきます。

交感・副交感神経活動指標の算出方法

[関連文献]

CHOBOTCH: Wrist Watch Type Sphygmograph

 実験参加者の方の負担ができるだけ少ない脈拍の測定技術の開発も同時に進めています。その1つが腕時計型脈波計「ちょぼっち」です。血管の体積変化を血管内のヘモグロビンによる光の吸収量から検知する光学式センサ脈拍センサが内蔵されています。実験での使用だけではなく、将来的には、セラピーロボットとの連携も視野に入れてBLEも内蔵されています。

腕時計型脈波計「ちょぼっち」

[関連文献]

詳細をお問合せいただく場合は、こちらまで。